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諏訪之瀬島

トカラ列島の中ほどに位置する諏訪之瀬島にあるHomsubi Yoga Ashramにて、ミニミニ修行会を行ってきました。

諏訪之瀬島は、30世帯くらい人口70人くらいの村です。
お店は一軒もなく、自給自足か、島外から取り寄せるかのどちらかです。

鹿児島から、フェリーで約8時間半。
出港は、23時。

出港するとすぐに、船内は夜間睡眠モードになります。
第一目的地、口之島に到着するのは、5時くらい。
ここから、船内は、起床活動モードになります。
そして、十島村各駅停車(各港停船)で、名瀬まで行きます。
諏訪之瀬島に到着したのは、8時半くらいでした。

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ちょっと休憩して、トレッキング開始です。
諏訪之瀬島は、火山島で、活火山の御岳が有ります。
標高は799m。
裾野には牧場があって、有名ブランド牛になる仔牛を育てています。
少し登ると、竹やぶが続きます。
振り返って眺めると、海が凪いで穏やかです。

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ところが、このあたりから、私は喉が痛くなって咳き込み始めました。
全く臭いは感じないのですが、火山性のガスが出ているようです。
次第に、景色が変わってきました。
植物の種類が少なくなって、マルバサツキだけが目立ちます。
野生のヤギが住んでいて、時折鳴き声が聞こえます。
標高450m。

450m

この地点を過ぎると、植物が全くない溶岩むき出しの岩山となります。
岩に触れると熱を感じます。
地熱が湧き上がっているのでしょう。

ovre-450m

頭上を、トンビが1羽旋回しています。
『ことばは沈黙に
 光は闇に
 生は死の中にこそあるものなれ
 飛翔せるタカの
 虚空にこそ輝ける如くに』
ゲド戦記(ジブリではない、原作の方)を彷彿とさせる光景です。

高度が上がってくると、強風が吹き荒れて来ました。
強い西風です。
呼吸ができない位の強風で、稜線から吹き飛ばされそうな力を受けます。
当初は、西側を回って、旧噴火口に下りるルートを予定していましたが、
アシュラムのパンディットShinoさんの判断で、東側を通り旧火口を見下ろす地点へ向かうルートへと変更しました。

旧噴火口、カルデラです。
旧噴火口、カルデラです。

現在の噴火口はさらに上の山頂地点にあります。
この辺りに来ると、火山性のガスの硫黄臭が、はっきりと感じられます。
喉がイガイガする感じがします。
桜島も時折硫黄臭を発しますが、もっと柔らかい温泉を思い出させる匂いです。
諏訪之瀬島の御岳は、もっと尖った刺すような硫黄臭です。
風は、いつの間にか西寄りから北風に変わっています。
遥か下の海は穏やかに凪いでいます。

from-the-summit

わずか、 6時間、標高差700m、約7 kmのトレッキングで、
グレートネイチャーを体感できる、驚きの島です。

木村先生が常々仰るのですが、
ヨーガ行者は、道無き道を目的地を目指して歩く、と。
御岳にも登山道はありませんから、まさに自分でルートを取って行くトレッキングです。
下りは、つま先、足首、膝が緊張して、筋肉痛になりました。
村が近づき人工的な道に出ると、ほっと安堵を感じました。

Homsubi Yoga Ashramはベジフード以外持ち込み禁止なので、
オールベジの食事をとって(いつも食べてるものですが)早めの就寝。
普段の起床時刻5:50に起床。
水シャワー(とても水温が高くて全然冷たくない!)の後、アーサナの開始です。
徐々に明けてくる空の下、筋トレ系のアーサナを行っていくうちに、
昨日のトレッキングでの筋肉痛もすっきり消えているのに気づきました。
調気法まで、ゆっくりと行ずると、すっかり夜も明けています。

ヨーガの途中、6:30頃と、7時過ぎに村内無線が響きました。
フェリーが宝島を出ると案内が始まり、小宝島、悪石島と、出港案内があるのです。
ちょうど電車が
3つ前の⚪︎⚪︎を出ました。
2つ前の⚪︎⚪︎を出ました。
1つ前の⚪︎⚪︎を出ました。
みたいな感じです。
島での生活に必要な物資が届けられ、島からの産物が送り出され、ゴミの回収が行われる
「フェリーとから」は、島の人々にとってのライフラインなのです。

短い滞在ではありましたが、
道無き道のトレッキングと、夜明けと共に行ずるヨーガ。
コンパクトなミニミニ修行会で充実の24時間でした。

港で悪石島からのフェリー待つ間、暖かい海風に吹かれながら、しばしの瞑想タイム。
最後の最後まで、癒しをくださった諏訪之瀬島でした。

グレートネイチャー体験を与えてくださった諏訪之瀬島に感謝。
穏やかで晴れ渡った天候をもたらしてくださった神様に感謝。
この修行会をサポートしてくださったHomsubi Yoga AshramのShinoさんに感謝いたします。