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枕元にはバガヴァッド・ギーター

修行会の最初と最後は、デリーのタージパレスホテルに泊まりました。
といっても、最初は日付けが変わって未明の到着でしたので、
ちょっと寝て、朝出発でした。

このアーバンなホテルの枕元には、聖書が置いてありましたが、
その隣に、なんとバガヴァッド・ギーター英語版がありました。
やはり、インドではバガヴァッド・ギーターは重要な書物なのですね。

挿絵を見ていましたら、
あの、10頭の馬が引く馬車の絵がありました。
暴走する私たちの5つの感覚器官、5つの運動器官。
その手綱(意思)を引くクリシュナ(理智)そして乗客はアルジュナ(真我)の絵です。

それが、カラーでリアルな絵なんです。

馬たちの頸の付け根に
『口』とか、『耳』とかついてるんです。
それが暴走、疾走しようとするのを、クリシュナが御している絵です。

枕元には、バガヴァッド・ギーター。
さすが、インドですね。

マハラジ(スワミ・ヨーゲ・シヴァラナンダ大師)は、最初にガンゴートリに道場(ヨーガ・ニケタン)を開かれて、当初はここまで辿り着いた者のみが教えを授けられました。
当時は交通機関がありませんから、もちろん徒歩で。

その後、人々の求めに応じて、ウッタルカシ、さらにはリシケシュ、そして遂にはデリーに徐々に下界にヨーガ・ニケタンを造られました。
1985年にマハラジが入定されてからも、お弟子さんや信奉者によってそれらのヨーガ・ニケタンは運営されています。

標高3,140mのガンゴートリにヨーガ・ニケタンの修行の原点があり、
シンプルで過酷なアシュラムです。

ガンゴートリ ヨーガ・ニケタンの瞑想ホールです
ガンゴートリ ヨーガ・ニケタンの瞑想ホール

大都会デリーのニケタンは裕福な方々が運営されています。
有名大企業の経営者の皆さんですが、ご自分の会社をお寺=道場と見なし、マハラジの教えを守り、教えに導かれ、教えに従い経営されているとのことです。

デリーは発展を続け繁栄を謳歌しているように見えます。
けれど、人々は敬虔に自らのたゆまない修行を続けていらっしゃるのだ、
そして、それは彼らにとってごく自然で当たり前のことなのだろう、と感じました。

デリー ヨーガ・ニケタンの瞑想ホール
デリー ヨーガ・ニケタンの瞑想ホール

そして、経済活動、科学技術などの最先端の社会の中にあって、ヨーガの教えを学び鍛錬をし、それを自社会の実生活の中に活かしていく。
カルマ・ヨーガの実践です。

2つの極を垣間みた気がします。
けれども、ヨーガでは、二極の対立はありません。
すべて、一つの物事の違う側面なのですね。

私たち一人一人は、
それぞれ自分の生きている場面で、自分自身の『生』を豊かにするヨーガの智慧を学んでいきたいものですね。

マハラジの教えに興味をお持ちの方は『魂の科学』のご一読を!
絶版になっていましたが、現在復刊中です。