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「最高のぜいたく」

Dr.Vranjesにオイルを買いに行きました。
いつものLAVANDA  TIMOを買いました。
今月のおすすめの香りFUOCO(火)のサンプルと誕生にまつわるストーリーをいただきました。

 

「山の冷気から体を温めるために、山荘の暖炉の前で過ごしたぬくもり溢れる時間。
暖炉の炎の中で薪や、薪に含まれるエッセンスが燃えるときに周囲に広がる香り。
燻された薪の香り。活きいきと燃える炎の香り。
そんな温かな暖炉前での記憶の物語が閉じ込められた香りです。
パチパチと薪が燃える音までも聞こえてきそうなフレグランスです。
パオロ・ヴラニエス」

 

これを読みながら、香りを楽しんでいると、、、『最高のぜいたく』を思い出しました!

ずっと昔にずいぶんと読んだ星新一のショートショートの中でも、かなり印象的だったものの一つです。

主人公が、友人から「最高の贅沢を味あわせてあげる」という招待状を受け取ります。そして出かけると、そこは極寒の吹雪の地。必死に歩いて行くと大きなドームが見えてきます。やっとの思いでたどり着いて中に入ると、人工太陽が輝き草木が茂り暖かい楽園です。歩いているうちに温かさを通り越して暑さを感じ始めます。そしてたどり着いたのは山荘のようなところ。中に入ると冷房が効いてスーッと汗が引きます。友人が出迎えてくれました。今度は涼しさを通り越して肌寒さを感じ始めたところ、パチパチと燃えさかる暖炉の前の椅子を勧められました。炎の温かさを感じホッとするのもつかの間、暑さを感じ始めた頃友人は冷たく冷えたビールを出してくれました。『どうだい?これこそ最高の贅沢だろう?』火照るような暖炉のそばで冷たいビールをグッと飲む。部屋はひんやりとしていて窓の外は鮮やかな夏模様、そしてその背後には吹雪の景色が広がっている、私はそれを見ている。

そういうようなお話だったと思います。

 

ヨーガでは「知足」を旨とします。
「欲」を廃します。
でも、単純に「贅沢」は「知足」の反対でしょうか?
「贅沢」は「貪欲」でしょうか?

私はちょっと違う気がします。
「欲」はモチベーションにつながるので、必要な「欲」もあると思います。
そして、「贅沢」も、時には大切なことだと思います。

「無駄」に見えることや「不必要」に思えることにこそ、
文化や芸術が豊かになると思うのです。

ちょうどいい「意欲」を持って、
「貪欲」ではない「贅沢」を楽しみたいものですね。

 

「最高のぜいたく」を読んでみたい方は、
盗賊会社」に収録されています。

 

 

 

 

Dr.Vranjes
http://drvranjes.jp/